インプラントの相場(値段)からわかる歯の価値
自分の歯を失ってしまった人が良く使う入れ歯は、自分の歯とは違い、食べ物の味がよくわからなくなってしまったり、噛むときに違和感や痛みがあったりなど、歯を失った不自由さを感じながら生活することになる場合が多く、最近インプラントが大変注目されています。
ここではインプラントの基本的な知識と費用、それからわかる歯の大切さについてご紹介します。
インプラントとは?費用等
インプラントは、ねじのような外見のチタンでできた人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に人口の歯を取り付ける治療法です。
見た目が自然なことや歯の機能を取り戻すことができるため、最近インプラントを選ぶ人が多く、一般的に普及してきています。
インプラントは、健康保険が適用されない自由診療で、値段は一本あたり30万円から40万円ほどが相場です。
保険が適用されるブリッジ治療などとは異なり、健康な歯を削る必要がなく、入れ歯のような違和感や痛み、がたつきがないため、自分の歯と同じように噛むことができることが特徴です。
きちんとしたメンテナンスを行うことで、自分の歯のような機能が半永久的に持続するため、時間がたっても快適に食べることができる生活を続けることができます。
1本あたり30万円から40万円の値段を聞くと、初めは費用が高いためにためらう人が多いのですが、インプラント治療は、適切にアフターケアを行うことで、第2の永久歯として、生涯にわたって自分の歯と同じように食べ物を噛んで食べる生活をすることができたり、入れ歯のようながたつきがないため、話しにくさを感じないことが大きなメリットです。
これからの生活の質を考える場合に、一時的な出費よりも、得られる価値を考えると、一概に値段が高いとは言えず、多くのメリットを受けることができるので、よく考えてから決めることをおすすめします。
例えば、60歳の人が、75歳までの15年間を考えると、一日3回の食事を15年で、16425回の食事をすることになります。
食事だけで考えても、35万円のインプラントを入れると、1回の食事につき、20円程度余分に費用を掛けるだけで、おいしく食事を食べることができます。
さらに、入れ歯を作った場合の費用や入れ歯の作り替え費用、入れ歯洗浄剤や固定材の費用、おやつを食べる回数や話しやすさの価値など様々な費用や価値を考えると、費用対効果が高いと考える人が多く、選ばれています。
自分にとっての費用対効果を考えることで、歯の価値を正しく見積もることができるというわけです。
インプラントをすることによって得られるメリットはほかにもあります。
自分の歯のようにしっかりと噛んで食べることができることで、おいしく食事をとることができたり、噛み切りにくい肉や野菜などもおいしく食べることができるので、健康的な食事を続けやすくなり、健康を維持することにつながります。
また、好きな食べ物をおいしく食べることができるということは、その人の生活の質にも大きくかかわり、食べることを楽しみながら生活することができます。
退職後など、自分の人生をたっぷりと楽しむ時間ができた人にとって、食べることは大きな楽しみになります。
また、友人や家族と囲む食卓や外食、旅行などを楽しんだり、会話を楽しんだりすることも大切な余暇です。
自分の歯のようにしっかりとあごの骨に埋め込まれているため、歯を失ってしまった場合と比べて、若々しい見た目の印象を維持することも期待でき、生き生きとした生活を健康的に送ることができるのです。
値段の高さに驚いた人でも、説明をしっかりと理解して、自分の人生にとっての歯の価値を考えることから始めるとよいでしょう。
カウンセリングを受けることができるので、まずは説明をドクターに直接してもらったり、費用について詳しく教えてもらったりしてから、よく考えることをおすすめします。
インプラントの価値からわかる歯の価値
前述したとおり、インプラントは1本で30~40万円の費用が掛かりますが、それでも費用対効果が高いと思えるほどに、入れ歯や差し歯などではなく、ちゃんとした歯に近いインプラントに価値を感じる方は多いのです。
1本30万とだけ見ると高く感じますが、歯があることで得られるものはちゃんと自分の歯が揃っている時には気付かないものです。
歯を失って差し歯や入れ歯等のデメリットを知り、最終的にインプラントに辿り着いた方なら歯の大切さは身に染みてわかっているはずです。
失ってからその価値に気付くと高額な費用が発生してしまいます。
そうならないためにも自前の歯を大切に守っていくということは非常に大切なことです。
自分本来の歯を守るには自分自身でしっかりと口内ケアを行っていくことが必要です。
口内の健康は毎日のケアの積み重ねで保たれていきますので、習慣化が大事です。
オーラルケアの習慣を付けるためにも赤ちゃんの頃から習慣づけを行っていくことをおすすめします。