赤ちゃんの歯磨きの具体的な仕方・手順について
初めて赤ちゃんを産んだ人は、あらゆることが初めてだらけです。
わからないこともたくさんあります。
事前に雑誌や小さな子供を持つ母親の口コミを聞き、どのような問題が起こるか、あるいはどのように接したらいいかなど調べることも重要ですが、実際にその場になってみないと分からないようなトラブルや出来事もおこります。
赤ちゃんがいる場合に、考えなければならないことの一つに歯磨きがあります。
歯を磨くことは人間が寿命になるまで行うことですので、小さいうちからその仕方を学んでおくことは悪いことではありません。
もちろん赤ちゃんのうちは自分で歯を磨くことができませんので親が手伝ってあげる必要があるでしょう。
ここでは赤ちゃんの歯磨きのやり方・手順についてご紹介します。
歯ブラシ?ガーゼ?使い分けと成長で変わる歯磨き方法
歯磨きをするときは、最初から歯ブラシを使わなくても問題ありません。
最初はガーゼ使って歯をきれいにする方法でよいでしょう。
1歳ぐらいまでであれば、前歯が4本程度しか生えてこないためです。
本格的に奥歯が生えてくるのは一歳以降になることがほとんどです。
奥歯まで生えてきたときには、いよいよ歯ブラシを使っていきます。
歯ブラシは子どもの口に合った小さなものを利用すると良いです。
薬局などに行けば子供用の歯ブラシが売っていますが、歯医者に行き定期検診をした時にも歯ブラシをもらうことができます。
親が磨きやすいように、ブラシが細かく、なおかつ先っぽが丸い歯ブラシなどをもらうことができます。
たとえ奥歯が生えてきたとしても、1歳ぐらいであれば歯の本数はそれほど大したことがありませんので、小さな歯ブラシでも問題なく磨くことができます。
自分で歯ブラシを持って磨くようになるのは2歳ぐらいからになります。
一歳でも磨かせることができますが、分別がついていない歳ごろですので、歯ブラシを持ちながら歩いたりして転んだ時にのどの奥に刺さってしまう可能性があります。
また、歯を磨くと言いつつ、歯ブラシで遊んでいることもありますので、やはり2歳以降に一人で歯磨きをさせた方がよいです。
ただし、すべてを子供に任せるのではなく、しっかりと最後にチェックをして磨き直しをしてあげることが重要です。
子供の歯磨きの手順
歯を磨く場合の手順ですが、まずは奥歯から行いましょう。
子供は大きく口を受けていることに抵抗を感じます。
赤ちゃんならなおさらです。
そのため早めに奥歯を磨いておかないと、口を閉じてしまい、いつまでたっても奥歯が磨けない可能性が出てきます。
それよりは、早い段階で口を大きくあけさせて奥歯を磨いてしまったほうがよいです。
これに対して、前歯を磨くことはそれほど難しいことではありません。
前歯は子供が口を閉じていても唇を上にあげれば磨くことができるからです。
歯磨き粉を付ける場合は、必ずうがいをさせましょう。
口の中に菌が残っている状態ですので、歯を磨いたにもかかわらず虫歯になってしまうこともあり得ます。
一方、初期のころは歯みがき粉を使いませんが、それでもなるべくうがいをさせる習慣をつける必要があるでしょう。
歯みがきの習慣をつければ、大人になった時に歯周病や虫歯を予防することができるため、小さいうちからの歯みがきは重要です。
たとえ下手くそでもいいので分別が付いてからは子供自身に磨かせることが大事になります。
歯磨きは1日に何回したらよいのかといった疑問もあるかもしれませんが、それほど神経質に考えずとも大人の回数だけみがかせれば十分です。
大人が1日2回磨いているのなら、子供も2回ぐらいは磨くようにしましょう。
ですが、朝の時間は特別忙しいことがあります。
子供がいうことを聞いてくれず出かけることができない場合は、歯磨きをしている暇はありません。
理想的には朝も磨くべきですが、仕方がないこともありますので、その場合は夜寝る前に一回磨いておくだけで十分になります。