子供用歯磨き粉は界面活性剤無添加がおすすめ!その理由は?
お子さんのいる家庭では子供用の歯磨き粉を用意している家庭もあれば、大人と同じものを使わせている場合もあると思います。
ドラッグストアやスーパーなどで安い値段で手に入る市販の歯磨き粉には、人間にとって有害な成分が含まれている可能性があります。
歯磨き粉に使われる毒性の強い成分
多くの歯磨き粉の中に入っているラウリル硫酸ナトリウムですが、この成分は界面活性剤の一種で、シャンプーなどにも入っています。
長い間連続して使用することで発がんリスクが高くなったり、炎症が起こってしまうことがあります。
口の中の粘膜を通じて身体のいたるところに溜まってしまうため、目、心臓、肝臓、子宮などにも悪影響を及ぼす可能性があるのです。
泡立ちの良い歯磨き粉にはこの成分が含まれていることが多いです。
泡立ちが良いと本当はまだ汚れが落ちてないのに、磨いた気になってしまい、磨き残しが多くなってしまうのです。
またお子さんの中には口の中が泡だらけになるのが嫌で歯を磨きたがらないという子もいますので、できれば配合されていない方がよい成分であると言えます。
プロピレングリコール(PG)は、凝固したり分離するのを防ぐ成分ですが、この成分は中枢神経に影響を及ぼす可能性があり、腎臓や肝臓にも悪影響を及ぼす危険性があります。
子供向け製品の中に多いのがサッカリンナトリウム(サッカリンNa)という成分です。
これは甘味料なのですが発がん性の疑いがあります。
大人が使っている分にはもしかしたら何の影響もないかもしれませんが、大人よりも抵抗力が弱く、体が小さな子供にとってはリスクが高いといわざるを得ません。
より無添加なものを選びましょう
歯磨きは毎日行うものですので、とくに子供には出来るだけ安全なものを使ってあげたいものです。
食品などでも無添加のものが流行っていて身体にいいと言われているのと同じで、歯磨き粉も毎日口の中に入れるものなので無添加の製品の方が身体にとっては安全だということができます。
子供は歯磨きをしている途中に間違って飲んでしまうことも考えられますので、ますます気をつける必要があります。
虫歯を防ぐために歯を磨くわけですが、子供には殺菌剤、界面活性剤、発泡剤、研磨剤、合成着色料などを使用していない、優しい成分のものを選んであげるようにしましょう。
安全性の高い無添加歯磨き粉で虫歯予防習慣を!
虫歯は大人になっても悩まされてしまいます。
一度虫歯になって治療を受けると、その歯が完全に健康な状態に戻るということはありません。
むしろ銀歯が劣化して菌が入ってしまったり、悪化してしまう可能性の方が高いです。
永久歯が虫歯になれば代わりの歯は生えてきません。
歯を虫歯から守り健康な状態を保つことは、小さい頃からの歯磨きの習慣によるところが大きいです。
また虫歯が出来る、できないにはミュータンス菌も関係しています。
ミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはない菌なのですが、大人の唾液を通じて感染してしまいます。
同じスプーンを使用してご飯を食べさせたり、口移しで食べ物を与えたりすると赤ちゃんに菌が感染してしまうのです。
ミュータンス菌の栄養源は砂糖なので、甘いものを食べて歯を磨かないという人も虫歯が出来やすいのです。
おやつをあまり食べない子や、おやつやジュースなどのあとにはすぐに歯を磨く習慣のある子は虫歯はできにくいのです。
あとは鼻が悪くて口呼吸の子も虫歯が多いです。
唾液は口の中のpHを整え、細菌を繁殖しにくい状態にしてくれるのですが、口呼吸をしていると口が渇いてしまいます。
とくに寝ている間は唾液の分泌量が減少し、虫歯菌が増殖してしまうのです。
すでにミュータンス菌に感染してしまっている場合でも、虫歯ができやすい、できにくいの差があるので、日常的にきちんとケアを行っていくことが大切なのです。