子供の口臭対策にはどんな歯磨き粉がおすすめ?
口臭は中年が抱える悩み事とされますが、現代では親が我が子の臭いについて気になっている家庭が少なくなく、自分には関係ないからと放置していると意地悪をされる対象になったり、仲間外れになる起因になるので禁物です。
口臭の原因として考えられるのは「口内で雑菌が繁殖している」「胃腸などにトラブルを抱えている」の2つの要因です。
ここではオーラルケアで対策できる口内細菌対策についてみていきます。
口臭の元となる細菌の対処法は?
子供から強い口臭を感じた時に欠かす事ができないのは、日々しっかりと歯磨きを繰り返す点であり、ブラッシングにより汚れと食べかすを確実に取り除いてあげれば、口臭の元になる虫歯菌等の菌を退治できます。
ただし、歯ブラシだけでは汚れをかき出すことはできますが、殺菌効果などはありませんので、効果と成分を把握して正しい歯磨き粉を選ぶ事が重要です。
どんな歯磨き粉を選べば良い?
ポイントとなるのは二つあり、フッ素が含有しているタイプや、プロバイオティクスが入っている商品に絞るものです。
プロバイオティクスは乳酸菌の力でお口の内部の環境を整えてくれますし、フッ素は歯質が高められる上に歯を再石灰化するのに役立ちます。
ただし、フッ素は歯の再石灰化を促すことによって強い歯を育てることが主な目的であり、口内の細菌退治には適していません。
また、大人ではなく子供のために選ぶのも忘れてはならない判断基準となり、最終工程でうがいをしますが親が難なくできていたとしても、お子さんにとっては上手くいかずに飲み込んでしまうケースも多々あります。
市販品には泡立ちを高めて爽快感を強めるべく発泡剤や清涼剤、界面活性剤が入れられていることが多いですが、それらの成分は基本的に人体にとっては良くないので安全性の高い成分のみでできている歯磨き粉を選びましょう。
こうした注意点を踏まえた際に行き着くのは、自然に存在する良い菌の力を借りる事となり、善玉菌で虫歯菌を撃退させられる歯磨き粉を選択するのが良いです。
プロバイオティクスを利用した歯磨き粉は口臭の原因ともなる虫歯菌などを善玉菌の力で退治してくれるので、安全に口内環境を整えることに役立ちます。
他にもミネラルの力を利用した歯磨き粉なども最近では販売されています。
細菌は移ってしまうもの、日々の継続した対策が必要
ウイルスというのは他人から簡単に移ってしまうため、両親が良かれと思ってやっている口移しなどでも起こることから、小さな子供でも成人と変わらぬ程の悪玉菌に侵されている可能性があります。
そうした時でも口内環境正常化の作用に伴い、本来の清潔なコンディションに近づけ、口内環境が整うことによって、強烈な口臭が見違えるほど気にならなくなります。
毒性の低いやさしい成分によって構成されていれば、子供が思わず飲み込んでしまっても慌てずに済みますし、ゆすいだ後に口直しとしてお水を飲めば問題ありません。
子供がちゃんと歯磨きに取り組まないと意味がない
どれほど人体に無害であったとしても、子供の中には歯ブラシを入れられる行為そのものを嫌って受け付けない子もいますが、口を閉ざしてしまうのなら美味しい風味が付いている歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
用意されている味はストロベリーやグレープ、オレンジといった三種類で飴やガムを食べているような美味しさです。
当然お菓子のように砂糖を使って味付けをしているのではなく、甘味料としてキシリトールやエリスリトール、オリゴ糖等を使っているので、虫歯を促進させる心配もありません。
飲み込む可能性のある小さなお子様の場合はあまりおすすめできませんが、フッ素配合だとブラッシング後は歯のコーティングが行われて、虫歯のリスクを減らせます。
また研磨剤が無添加であれば、歯の表面上に無数の傷が付き着色汚れによって見た目が悪化したり、入り込んだ物質で口臭が起こるリスクも減らせます。
外出中でもできる子供の口臭ケア対策
外出中に子供と顔を近づけてお話したタイミングで口臭に気がついたら、歯磨き粉で歯磨きができないため困りますが、そんな場合にはタブレットもおすすめです。
形状はタブレットであり実際に舐めて溶かしていくのですが、どのような効果があるかというと、タブレットを舐めることで唾液の分泌を促し、唾液が分泌されると口内のpHが整い細菌の繁殖を防ぐことにつながり、細菌による口臭対策になります。
中には口内ケア成分が配合されているタブレットもあります。
子供向けのタブレットは歯磨き粉と同じ様にブドウなどの味付けがされていますので、子供も嫌がることなく舐めてくれるでしょう。