子供に熱がある時の歯磨きについて!歯磨きはするべき?
子供に身につけさせたい生活習慣はたくさんありますが、その中でも重要なものの一つとして歯磨きが挙げられます。
歯磨きは子供のころにしっかりとしつけとして身につけておかなければ、虫歯だらけになってしまい、虫歯になることによって口の中だけではなく、全身に至る様々なところまで影響を及ぼすことがあります。
しっかりと歯磨きを身につけさせるためには、毎日しっかりと歯を磨くことが重要です。
しかし場合によっては歯を磨くことができずに、どうすればよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
1日の中で最も虫歯になりやすいのは?
1日の中でも最も大切なのは夜寝る前の歯磨きです。
口の中に食べ物が入るとその後2分から3分で口の中は酸性になり、歯を溶かしはじめます。
その後唾液が30分ほどかけて歯の表面を修復していくことになります。
しかし眠っているときには唾液の分泌はほとんどなされません。
寝ている間によだれをたらしてしまう人もたくさんいるので、寝ている間もかなりの唾液が分泌されていると思っている人もいるかもしれませんが、唾液の量は起きているときの10分の1にまで減っているといわれています。
さらに唾液にもさまざまな種類があり、歯の表面を修復させる唾液は食べ物をかむことによって分泌されます。
寝ているときにはこの種類の唾液は出ずにねばねばとした唾液が分泌されるだけです。
そのため朝起きた時に口のねばつきを感じる人も多いでしょう。
寝る前の30分間に何かを食べてしまうと、唾液が歯の表面を修復する前に眠ってしまうことになり、寝ている間に歯がとかされている状態を続けることになります。
普段の歯磨きがしっかりとできていれば、1日ぐらい歯を磨かなくても虫歯にはならないでしょう。
インフルエンザなどの高熱時の歯磨きについて
しかしインフルエンザなどにかかり高熱がありだるいときには、大人でも歯を磨くことはかなり大変といえるでしょう。
子供の場合にはぐったりとしてしまい、全く動けないという子も多いものです。
そのため歯を磨くことができずに口の中が不衛生になりがちです。
熱があるときにはゼリーやおかゆなどののどごしが良いものしか食べられないというケースが多いので、そこまで歯が汚れることはないでしょう。
しかし高熱の時にはアイスクリームなどを欲する子も多く、アイスクリームにはたくさんの糖分が含まれています。
食後に歯をガーゼで磨いてあげるのもよいですが、なかなか奥の方までは磨けないものです。
このように口の中は汚くなりがちであるため、水やお茶で口をすすぐと良いでしょう。
あまり神経質にならずにゆっくりと体を休ませてあげるようにしましょう。
熱などの際に活躍するイオン飲料にもご注意を!
熱があるときには水分補給が大切になりますが、水分補給としてイオン飲料を飲ませているという人もいるでしょう。
確かに脱水症状を引き起こさないためにもイオン飲料をのませることは大切です。
しかしイオン飲料には糖分がたくさん含まれているので、体調が少し戻ってきたらイオン飲料はやめて、違うもので水分補給を行うようにしましょう。
またいざ病気になった時に歯磨きを行わなくても大丈夫なように、普段から歯の健康に関してしっかりと気をつけておく必要があるでしょう。
病気にかかわらず幼い子供の場合には、夕方ごろに眠くなってうとうとしてしまう可能性も考えられます。
もしもおやつに口の中に残りやすいものを食べてそのままにしていた場合には、奥歯の溝におやつがびっしりとこびりついていることでしょう。
このような状態で寝てしまうと、口の中は危険な状態になってしまうので、寝そうになったらしっかりと歯を磨くなど十分に気をつける必要があります。
そして普段から歯医者に定期的に通って、しっかりと磨けているかどうかをチェックしてもらったり、正しい歯の磨き方を教えてもらうのも、より良い口の健康につながることでしょう。